テレビ東京で好きなTV番組といえば「ガイアの夜明け」と「カンブリア宮殿」。
特にカンブリア宮殿は、鬼才や変人社長が登場した時に、
じつに嬉しそうな村上龍さんを見るのと
編集後記を聞くのが大好きです。
昨日のカンブリア宮殿は、藤棚が有名な「あしかがフラワーパーク」をつくり
今は「はままつフラワーパーク」の理事長をされている
塚本こなみさんという方が登場されました。
番組の内容の詳しいことはこちらです↓
とても上品な貴婦人風の塚本さんなのですが、
仕事に対する姿勢は半端なくってシビレました☆
造園という男社会、しかも職人さんばかりの厳しい世界で
かつ自然を相手に仕事をしてきたから
しなやかに剛速球をビジバシ投げて、それでいてスマートに目標を実現する
リーダシップの様子に身を乗り出して見てしまいました。
案の定、村上龍さんも「こりゃまいったな」っていう顔をされていて
今回のカンブリア宮殿はアタリでした!
時々、テレビ東京の大株主である日本経済新聞社のコネで
ゴリ押しされたんだろうなーっていう社長の回の時は
本当にハズレが多くて、社長だけ喜んでいて
村上龍さんもノッてないし、
私らも「ここの社員が悲惨だわ」と同情すら感じることもあります。
話は戻って、塚本さんの回で印象に残ったところが2つありました。
1つは男性職員や職人さんに、塚本さんが率直にモノをいうところ
例えば、藤を移植する際に年長者の職人さんを前にして
「私の言うことに従ってください
もしそれよりいい方法があるなら教えてください
このプロジェクトが成功したらあなたたちのおかげです
失敗したら私の責任です」と、
その場で全員の首根っこを抑えるところなど
戦場での大将の所作をわきまえておられるところです
これはなかなか女性はできないというか
女性は教えてもらっていないため、知らない所作ですが
事情は横に置いて「この大将についていくんだ」「この作戦で自分たちは勝つんだ」
と思ってもらうためには、
仕事、戦では絶対に忘れてはいけない姿勢だと思いました
もう1つはリタイアした高齢者がフラワーパークで
「お客さんに喜んでもらうため」とイキイキと仕事をされている様子でした
リタイアしたらゴルフして、海外旅行して、のんびりするんだー
みたいな方々が多いですが、あれは不幸のはじまりです
うちの父も、それなりのビジネスマンだったのですが
仕事やめてのんびりしたら、あっという間に
若干、認知症はいってきて、脚が壊れて、ただのジジイに成り下がってしまいました
人間は自分のために生きるのではなく
誰かのために生きて、一生懸命働くのが最高の幸せだと思います
なので私も死ぬ瞬間まで働くのが夢です
あしかがフラワーパークではないけど藤棚ってこういう花です↓
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