もっと本を読まなくちゃなーと思いながらも
SNSやったり、動画みちゃったり、ネット中毒な私です
最近、本を読んで感動したのがこちらです
著者の松橋英司さんの奥さまと、私の母が昔から仲良くさせていただいているご縁があって
松橋さんのことを幼い頃から身近に親しく感じていました
松橋さんのご夫婦はとても仲睦ましく、手話でコミュニケーションをされています
それにくらべ、私の両親や周りの夫婦は、健常者で話もできるくせに
仲もさほど良くないし、コミュニケーションが取れてないのに
松橋さん夫婦はなぜ仲がよいのか、ずっと謎でした
でも本を読むと、その理由がよくわかりました
松橋さんは、次々と自分に訪れる出来事を
障害のせいや、何かのせいにするのではなく
かといってあきらめるのでもなく
全ての原因を自分に引き寄せて、
素直な心で自分を砕いていかれるのです
その転換、転換…の繰り返しに感動をして、
最後まで読むまでに何度も涙してしまいました
「聴覚障害を背負ったから不幸になったのではない。
聴覚障害を背負ったから不幸になってしまった
と思うその心こそが不幸だった。」
どんな条件や試練があったとしても
こんな境地、心境に達することができるのが
人間なんだ、と感動をしました。
一度、松橋さんに「お二人はどんなご夫婦なんですか?」と尋ねたことがありました
その時「僕らこそ理想の夫婦だよ」と笑って答えてくれましたが
本当にその通りだと、この本を読んで、お二人の二人三脚の姿にそう思いました。
この本は障害者が困難を克服した物語ではありません。
人間がどんな風に変化できるのか、その方法が書いてある本ですので
もし興味があったら、読んでみてください。
もう1冊は夫が「YOUが好きそうじゃない」って買ってきてくれた
BRUTUSの別冊「尊敬できる日用品」です
目玉焼きを食べるための皿とマグカップ
などのお題をもとに、4人のキュレーターが
おすすめの日用品を提案していきます
お皿なら、ヤマザキ春のパン祭りでいいんだよ
って言う方には、この本は何のこっちゃ!だと思います
確かにいろんなブランドや、デザインの日用品があって
ごだわりも満載で少々嫌みっぽいのですが
それでも毎日使うものは、丈夫で使いやすいモノのほうがいいですし
シルバー製のフォークも後生大切に隠しているよりは
普段に使っていくほうがいいよなぁーと
思える年齢になったことを、本をめくりながら実感しました
松橋英司
1620円
マガジンハウス
780円
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