「啓蒙とは何か?」哲学者カントの話

うっとおしい梅雨の季節ですねー


たまには賢い話も投稿しようと思って
例の銀座哲学レクチャーに行ってきました




ドアを開けると、賢そうな若い人が集まっていて
オバハンすでにアウェイ感でいっぱいです(;´Д`)



さらに机の上には難しい本のコピーが置いてあります

開始までにツラ〜ッと眺めてみると、
全く意味が分からないどころか
漢字がほぼ読めない‥‥



ま、まさかこれを輪読するとかないよねーって思ってたら、
みんなで輪読になりました

ガビーーン Σ(゚д゚lll)



私の番になりましたが、難しい漢字が読めなくて
そのたびに「誤謬(ごびゅう)ですね」、「弄する(ろうする)ですね」と
読みがなをフォローしてもらい

ただでさえ意味が分からない文章なのに、
漢字も読めないし、自分が日本語を話しているのか不安になるほどの始末でした
トホホ・・




今日のテーマは「カントの言うところの成熟とは何か」ってことで



難しい話をたどっていくと

成熟とは、
①知性=自分で考えること
②他人の立場になって考えること
③首尾一貫して考えること
だそうなのです



前回の「カントの言うところの癖」とは
①直したほうがいいこと
であり
②道徳に貢献するもの
の2つらしいのですが



こうやってカントという人は、相反するような
矛盾するような、関係ないような2つのことを定義する傾向があって



カントは二枚舌野郎だと言われてるらしいです



二枚舌だなんて信頼ならねぇ奴なのか?と気になったので、
そこは先生に「なんで二枚舌なんですか?」と質問してみました



1つは時代背景として本当のことを言うと
社会から抹殺されたりするので
建前を話していたという説もあるらしいのですが

先生は「カントは人間とは二面的なものを持っている
と捉えていて

例えば誰もが「神様っているのか?」とか

人間には到底わからないことなのに
そのことを考えてしまったり、考えることをやめられない
そういう奇妙な運命にある存在だと思っていたからです」
と説明がありました。

その瞬間、私は自分から遠い存在だった
カントが孤独で寂しいオッサンだったんだなーと思えてきて、

「カントさん、あんたの妄想、ちょっと聞いてあげたよ」
と言ってあげたくなりました

個人的には成熟とは、怠惰と臆病からのあがきで、
闘い続け、挑戦することだと思うので

こうやって人生に無縁のところで恥をかいたり
会ったこともないような人種の話を興味深く聞いてみたり

マツコデラックスのYoutubeと海外ドラマばっかり観てる
意味もなく腐った脳みそをフル回転さたりすることも
成熟の過程だと思って、楽しめました!

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