日本民藝館に行った帰りに
駒場公園に立ち寄ると見事な洋館がありました
煉瓦作りで窓から見える
シャンデリアや壁紙も素敵です
洋館の前には広い庭園が広がっています
これはお部屋からの眺めも素晴らしいだろうなー
と思い、この洋館に入れるのかしら?
と玄関にまわってみることにしました
車寄せがあって、ドーンと正門がありました
す、すごいなこの洋館
イギリスにある貴族の家みたいだよ
ダウントン・アビーの世界だ!
中に入ると、こちらの正体が分かりました
なんと加賀藩前田利家とまつをご先祖にもつ
侯爵前田利為のお家でした
そして元々は本郷の東大の敷地にあったものを
土地交換するために
駒場に移転したらしいのです
本郷のすぐ隣の湯島には豪華な岩崎邸もあるし
当時は素敵なエリアだったんですねー
どのお部屋にも暖炉があって
インテリアや飾り付けも統一感があって素敵です
天井のアーチ型も美しいし
ステンドグラスまであります
壁紙はゴールドが入っている金唐紙
というものだそうです
こういう洋館にはシャンデリアがお似合いですね
大食堂にある大きなマントルピースは
白い大理石で、みごとな細工が施されています
その周りはいい味を出している
チーク材の壁が、ぐるりと囲んでいます
銀の食器類も豪華で、ここでの夕食会は
とても華やかだったんでしょうねー
なんと地下にキッチンがあって
エレベーターで食事を運んでいたそうです
まじでダウントン・アビーの世界ですよ
華族の暮らしを支える使用人たちは
地下で支度や準備をしていたのでしょう
2階に上がると前田侯爵夫妻の寝室や
子どもたちの部屋が連なっていて
会議室もありました
前田藩の家老たちと相談することもあったかしら
そして奥さんの部屋がイチバン豪華でした
たぶん愛妻家だったんでしょうね
隣にはなんと日本家屋もあったようで
今度ゆっくり見にきたいと思います
日本が外国に負けないように登りつめていた
坂の上の雲な時代
明治って勢いがあったんだなー思いました
目黒区駒場4-3-55 目黒区立駒場公園内
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