フロインドリーブの耳パイ

親戚の集まりがあって、家族が関西に行っていたので
フロインドリーブのクッキーを買ってきてもらいました
母は神戸の実家が大好き人間だったので、
私はほとんど幼稚園をサボって、
母の帰省につきあっていました

祖父は海外暮らしが長く、ユニークな人で
「女の子は脚の形が悪くなるから正座はするな」と、
床に座わらせなかったり

モジモジしてると「遠慮するのは子どもらしくない」
自分の気持ちを言うようにせかされ

「下を向いて歩くのは日本人のよくない癖だ」と、
頭の上に本を載せられて、
畳の縁を歩かされたりしました
祖父は基本的に家で仕事をしていたので、
毎朝早起きして、掃除して身支度したら、
デリカテッセンでハムやチーズを、
フロインドリーブで焼きたてのパンを買ってきてくれました

私は当時から浅ましいガキだったので、
薄目でその様子を眺めて寝たふりをして、

おじいちゃんが帰宅したら飛び起きて、
朝ごはんの食卓に滑り込み、
フロインドリーブのパンに、
フォションの黒すぐりや、ラズベリージャムをのせて頬張っていまし
おやつにフロインドリーブのアーモンドのパイや、
チーズケーキや耳パイがでると

「こ、こんなに美味しいものが
世の中にあっていいのだろうかーー」と、
遊びも放ったらかしになるほど夢中になり、

「もうひと口!明日のおやつも前倒しで!」と懇願してました

久しぶりに耳パイ食べたけど、やっぱり美味しかったです

でも幼いころの痺れる感動はありません
やっぱり日本のお菓子のレベルがここ数十年で向上したんですね

ほかにも神戸には懐かしい味がたくさんあります

※お店とパンの写真はサイトから流用させていただきました
ありがとうございます

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