国立公文書館に行ってきた

 お仕事の勉強のために
国立公文書館に見学に行ってきました
日本国憲法などの公文書から、
江戸時代の古文書に留まらず
宋などの中国の歴史的文献までが保管されていて
さらにそれらがデジタルアーカイブ化されていて
WEBで見ることができるのです
日曜の大河ドラマにある
鎌倉幕府の執権北条泰時の書物などもあるそうです

すべて紙ですから、たくさんの戦火や災害を
潜り抜けて大切に守られてきた書物は
この先の時代も守っていかなければならず
こういう世界があるんだなーと深く感じ入りました
江戸時代に文献事業に貢献した人で
国学者の塙保己一という方がいたそうです

なんと農家の息子に生まれ、7歳で失明し
そこから修行して、優れた記憶力で
古事記などを教えたり、読みあげて講話されたそうです

小さい頃は、手のひらに字を書いてもらって、文字を覚えたそうです
しかもお母さんが10歳ぐらいで亡くなったそうで
ヘレン・ケラーも、この人に影響を受けたそうです

こんなドラマチックな人がいたんですね
そして、一階では展示がありました

敗戦後の日本国憲法の制定の文書です
吉田茂、字が上手ですね!
国務大臣の幣原さん、農林大臣の和田さん、字が下手くそ
厚生大臣の河合良成、丸文字でウケます

これは明治の文書です
外務大臣、大隈重信は震えているのかな?
逓信大臣の榎本武揚は達筆ですね!
野中広務さんも墨が、かすれ気味です
そして天皇陛下の印はハンパなく大きいです
これ以上の朱肉って、どんなサイズなんだろう?

押すシーン、見てみたいですね
絶対、失敗できないヤツですよ
ご本人たちは、ここに至るまでの
折衝や政治が大変で
やっとこさ策定されて署名しているので

まさか、こんな風に後世の人が見て
字がキレイとか、ヘタだとか言われると思ってないでしょうね

私も字が下手くそで笑われるクチなので
これは嫌だなーと、思ってしまいました

人柄が顔に出るとか聞きますが
字にも出るのかもしれない気がして
今更ながら、改めようと思いました

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