夜の森美術館

めずらしく定時退社できたので、
足を伸ばして六本木ヒルズの森美術館で開催している

N.S.ハルシャ展とマーベル展に行ってきました

 
森美術館は夜22時までやってるので、
平日の仕事帰りでもゆっくり観ることができます

それに平日夜だと空いてるし、夜景もキレイだしね



まずはお仕事のお勉強のためにマーベル展です


マーベルって第2次世界大戦のアメリカで発祥したスーパーヒーローのコミックで

最初はナチスをやっつけるぞ!みたいな盛り上がりがあったみたいです


それが紆余曲折あって、スパイダーマンとか、
アイアンマンとか様々なスーパーヒーローにつながるんですが



アメリカ人の思想や好みを理解するのに、とても役にたつコンテンツです






アジアの観光客の方が展覧会にはたくさんいらしてました

マーベルってアジアで人気みたいですね

日本だとスター・ウォーズの方が人気あるけど

敵と味方がハッキリしていて
戦争がいつあるか分からないような緊張状態にある国に育つと

こういうのが好きになるんでしょうね


N.S.ハルシャ展は同世代のインドの現代アーティストの作品展で

とても楽しかったです


インドはここ数年で爆進で変化しているので、
その混乱ぶりが作品を通して伝わってきて魅力的でした


いろいろ素敵な作品があったのですが

人をたくさん描いてあるのが多くて、インドは人が多いのと

その顔が笑っても怒ってもなくて淡々としてるのが心に残りました



これは天井がガラス張りになっていて、
座ったり寝そべって鑑賞している人もいましたよ






これは国旗を作ってるミシンです

193台ものミシンが並んでます


繊維産業が盛んでもありますが、
多民族、多宗教、多言語のインドにおいて
国家とはなんでしょうか?っていう問いかけのある作品だそうです


あとこれは食べ物についての問いかけの作品です
床に置いてありました
おかずはどんなのだろう?と見てたので
作品のメッセージを読むのを忘れました


この作品もよかったです
タイトルは「ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ」です
全長なんと24メートルもある作品ですが、
この黒いのは宇宙みたいですね
これが地球ですかね?


その中の小さな国の、小さな場所で、セコセコ生きてるのがオイラですが
そのミクロと巨大な宇宙のマクロが繋がっているんだなーと
一瞬で思わせてくれる作品でした






そして出口のミュージアムショップではインドの本がたくさんあっ

インドのことが知りたくなって思わず読みたくなります


ふと見ると手塚治虫先生のブッダもありました

子どもの頃から何度も何度も繰り返して読んだ聖書です


こんなご縁はないので全巻オトナ買いしようかと思いましたが、
また読まなきゃいけない本も、観なきゃいけない映画も溜まってるのに

これ以上、寄り道してる場合じゃないと、我慢しました


ちなみにうちの姉弟はブッダ読み過ぎて、遊びの会話も
アーナンダよ、よく聞くがいい」とか
「ここの陣地はコーサラ国」とか
「そういう、ダイバダッタみたいなことやめろよ」などで
通じるようになってしまい、


一緒に遊ぶ近所の友達はその会話についていくため

にブッダ全巻読破する子が増えました

今で言うところのアフィリエイトですね




話は脱線しましたが、
N.S.ハルシャさんは、インテリでチャーミングなアーティストだなぁと思いました

これからも気にしていこう人物リストに追加しました

▼マーベル展
6月25日まで

▼N.S.ハルシャ展
6月11日まで

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